撥水加工?防水加工?
2024/03/05
今日は1日雨模様です。
最近、衣類に『撥水加工』や『防水加工』の表示を見かけませんか?
2つの違いはご存知ですか?
『撥水加工』は水をはじく、通気性がある。
『防水加工』は水を通さない、通気性がない。
これが明確な違いです。すなわち雨合羽やウエットスーツには防水加工。
一般の衣服に使用されるのは『撥水加工』であります。
ここからは『撥水加工』メリット、デメリットについて述べたいと思います。
まず
メリットは①衣類が濡れにくく通気性があるので蒸れにくい。
②カビ対策(湿気や汚れをはじくため)生地が長持ち。
③汚れ防止に
次に
デメリットは①水分を弾くので肌に触れる衣料には不向き。
②油分を多く含んだ汚れには弱い。
③効果が一定期間に限られる。
撥水加工した方がいい衣類
・ダウンやコートなどのアウター
・スキーウエア、スノボウエア
・白い服、学生服 などです。
当店で撥水加工をするお客様の特徴は、衣替え時は必ず毎回する。
学生服を毎回する、裾が長い白いパンツをする。等様々です。
しかしながらほとんどのお客様はクリーニング店で『撥水加工』ができることを知らず、市販の撥水スプレーを利用してるようです。
クリーニング店で『撥水加工』をする方法は、
スキーウエアなど水洗いできるものは、撥水加工液に直接漬け込み、熱乾燥。
コートなど水に漬け込むことのできない衣料は、ドラム式乾燥機に入れて回し
高濃度撥水加工液を霧状で衣類の隅から隅までスプレー噴射。のち熱乾燥。
『撥水加工』の一番大切なことは最後に熱を加えることです。
もしご興味がありましたら、クリーニング店で『撥水加工』を試してください。